無料御見積りと施工実績

当社はこのような仕事をしております(一例です)

・作庭工事 :  現代感覚の和・洋ガーデンやリフォーム、バラの庭、生垣、花壇
・エクステリア工事 :  デッキ、カーポート、フェンス、門扉
・コンクリート工事 :  コンクリート土留、コンクリート駐車場、インターロッキング、レンガ・ブロック積み
・ビオトープ工事 :  自然とふれあう庭作り,、バードピア作り
・庭の管理作業 : 剪定、病害虫消毒、冬囲い、除草など
・公共工事 :  公園・街路樹工事、それらの管理作業


●大きくなりすぎた木、枯れた木などを処分したいとお考えでしたら、ぜひおまかせ下さい。
  電話 0250-24-6563 FAX 0250-23-2373 e-mail bird.access@bh.wakwak.com
◎当社は造園工事・土木一式工事の県知事許可を得ており、高い信頼と実績があります。

オシドリ.JPG

季節の野鳥便り
オシドリ(ガンカモ目ガンカモカ科)
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 日本のカモの仲間で1年中観察される留鳥の部類にはカルガモがよく知られていますが、他にこのオシドリがいます。カルガモはオスもメスも同じ色をして区別がつきませんが、このオシドリのオスは光沢のあるオレンジ色や青など様々な色が混じった大変きれいな色をしています。一方メスは全体が灰かっ色です。
冬に北方から渡って来る多くのカモ類は、オスとメスの色が違う種類も多いのですが、オシドリなど鮮やかな羽根の色を持つものはあまりいません。生息場所は、山地の水のきれいな川の上流部や湖などですが、あまり開けた水面に出ることは少なく、木々が生い茂る岸辺などですごします。また、ほとんどのカモは地上に草や水草などで巣を作りますが、オシドリは山の中の高い木の樹洞などを利用して卵を産みます。ヒナは卵からかえると、すぐに地上に飛び降りて母鳥と共に水辺に移動します。食べ物は植物質が多く、特にドングリ類は好物です。
 よく仲の良い夫婦を「オシドリ夫婦」などと言いますが、実際のオシドリは毎年相手を替えることが分かっています。鳥の中で、一生同じペアですごすものとしてはコウノトリが知られています。

           撮影場所  五泉市 早出川ダム上流部





セグロセキレイ.JPG

季節の野鳥便り
セグロセキレイ (スズメ目セキレイ科)
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  前回の野鳥便りで紹介したキセキレイと違い、羽根の色が白と黒だけのセキレイです。もう1種、普通に見られるハクセキレイと色相が似ていますので、慣れないと少し見分けはむずかしいかもしれませんが、セグロセキレイの方が白と黒がくっきりしていて、眼の上の白い線がはっきりしているのが特徴です。一方ハクセキレイは、黒い色がグレーか濃いグレーで、どことなくしまりがない点や、眼の中心を黒い細い線が横切っているような点で区別できます。一方、鳴き声で区別するのは、大変よく似ているため、かなりの慣れが必要です。
セキレイ類の中でセグロセキレイは日本にしかいない固有種といわれ、外国のバードウォッチャーにも人気があります。セキレイ類はどの種も大変縄張り意識が高いうえ、気の荒いところもあり、セキレイ同士の追いかけっこや、車のミラーに映った自分の姿を攻撃する場面のほか、時には巣に近づいたカラスさえも執拗に追い払う場面を見かけることもあります。               
       撮影場所  五泉市 早出川ダム(子育て中です)





キセキレイ 2.jpg

季節の野鳥便り
キセキレイ (スズメ目セキレイ科)
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   この近辺で見られるセキレイは、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイです。いずれも大きさはスズメくらいですが、尾が長く、大変スマートな鳥で、3種とも1年中見られる留鳥の部類です。
ハクセキレイとセグロセキレイは、白と黒の羽根の色の割合が少し異なり、一見よく似ていますが、キセキレイは背中は全体的にグレーですが胸からおなかにかけて美しい黄色をしています。セキレイの部類はもともと、川の上流部から海辺の河口域までが主な生息場所なのですが、不明瞭ながら流域環境で住み分けをしているようです。
このキセキレイは、川の最も上流域を好み、中流域にセグロセキレイ、下流域にハクセキレイが多く見られます。餌は、通常は川虫などの水生昆虫やクモ、小昆虫などの動物食ですが、冬の餌の乏しい時期には街中の側溝などで、麺類の切れっ端などを食べているハクセキレイやセグロセキレイを見かけることもよくあります。鳴き声はいずれもよく似ていますので、よほど慣れないと区別は難しいのですが、キセキレイが一番高く、チチン チチン チチチチと澄んだ声で鳴きます。                
       撮影場所  加茂市下条川ダム 





オオヒシクイ.jpg

季節の野鳥便り
オオヒシクイ (カモ科)
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   日本に渡って来るヒシクイには、亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイがいます。その違いは、名前の通り、オオヒシクイの方がヒシクイより少し大きいのですが、他にもくちばしの型が少し違います。オオヒシクイのくちばしは横から見ると、頭のひたいからなだらかな弧を描いたように見え、全体として長めでスマートに見えるのに対し、ヒシクイのそれは、上側下側ともに少しふくれたように見え、短めで頑丈そうに見えるのが特徴です。その他泣き声も少し違います。繁殖地はカムチャッカで、オオヒシクイは針葉樹や湿地帯のあるタイガ地帯、ヒシクイの方は草原の広がるツンドラ地帯と言われ、生息環境も違っているようです。
 日本に越冬として渡って来ると、オオヒシクイは日本海沿岸に多く、福島潟はその最大の飛来地で、毎年5,000羽以上と、日本全体の8割以上を占めているようです。一方、ヒシクイは太平洋側に多く、その最大の飛来地は宮城県伊豆沼です。食べ物は、ヒシクイの名前の由来であるヒシの実のとげを口の中でころがしながら折ってから丸呑みする他に、水草のマコモの茎や根や、稲の二番穂や根なども食べているようです。
                 撮影場所  新潟市北区 地内





みやまがらす.jpg

季節の野鳥便り
ミヤマガラス (スズメ目カラス科)
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   私たちが普段見ているカラスには、くちばしの太いハシブトガラスとくちばしの細いハシボソガラスの二種類がいます。特徴としては、その名の由来であるくちばしの太さの他に鳴き声もその一つです。ハシブトガラスはカァーカァーとすんだ声で聞こえるのに対して、ハシボソガラスは、ガァーガァーと濁った声で聞こえます。しかし、11月になるころになると、これら2種類の他に大陸方面から日本の各地にやって来るカラスが加わります。ミヤマガラスと言います。ミヤマガラスはハシボソガラスとほぼ同じ大きさで、身体の大きさも同じく真っ黒なので、ちょっと見た目には区別しずらいのですが、ハシボソガラスのくちばしが全体黒いのに対し、そのくちばしより、少し細めで白っぽいのが特徴です。鳴き声もハシボソガラスよりさらに濁って聞こえますが、慣れないとわからないかもしれません。カラスは、よく大きな群れを作って行動をすることがありますが、ミヤマガラスも大きな群れを作り、春まで電線や農地などで見ることができます。ただ、真冬は西日本に多く移動するため県内では少なくなります。
   (くちばしの白っぽく見えるのがミヤマガラス)


                 撮影場所  新潟市江南区地内